プラスチック包装資材メーカーの松浦産業(本社・善通寺市、松浦公之社長)が開発した「ビール缶飲料水缶6缶キャップホルダー」が、このほど開かれた「'97日本パッケージコンテスト」(日本包装技術協会主催)で第4位にあたる日本商工会議所会頭賞に選ばれた。
同ホルダーは、ビール缶などを6缶まとめて、陳列、運搬できるもので、上部には取っ手も取り付けられている。スーパーや酒販店などで販売促進用グッズとして使われる。
これまでに、同種のホルダーが2社から発売されているが、従来品に比べ、缶の着脱がしやすいのと、缶の上部が完全に密封されているため、飲み口にほこりが付着しないのが最大の特徴。また、ポリプロピレン製でリサイクルも可能。
同コンクールは、国内パッケージの最高技術を決定するもので、 今年で19回目。今年は全国から約200点の応募があり、同社は、初出展で入賞の栄冠を射止めた。
同ホルダーは「'97グッドパッケージ展」(10月29−31日、東京・都立産業貿易センター)で一般公開された後、日本代表として「世界パッケージコンテスト」(11月、チェコ)に出展される。